現在温度と温度設定のデジタル表示部分
丸いボタンで温度を設定します。
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特徴
冷やし虫家(ちゅうか)は、ペルチェ素子を用いた冷暖房付き昆虫飼育室です。
消費電力はわずか50Wと少なく、動作音もPC用のファンが軽く回っている程度なので非常に静かです。
性能
温度を設定していただくと自動制御により、15度から35度の間で冷暖房が可能です。ただし、非常に暑い時(35度〜40度など)には冷房条件は大変厳しくなりますので、冷房の限界は外部の温度よりー10度程度であり、冷えるまでに多少の時間がかかるとお考え下さい。条件の厳しい時はなるべく閉めたままにし、頻繁に開閉する事は避けて下さい。
ご注意
昆虫類は酸素消費量が非常に少ないので1日〜3日に1度程度ドアを開けて世話をする際などに入れ替わる空気で酸素の量は充分ですが、盛んに発酵中のマットなどは酸素消費量が多くなる事もありますので注意して下さい。また、哺乳類や鳥類など酸素消費量が多いものを中で飼う事は避けて下さい。また内部にあまり沢山の飼育容器やビンを詰めると、冷暖房の効率が落ちたり、内部の空気循環が妨げられて温度ムラができ易くなります。
湿度の高い夏の冷房時には内部ファンの下に結露水が溜まります。水受けが設置してありますので適宜、水を捨てて下さい。この時内部の湿度は100%に近づきます。高湿度でもクワガタ・カブト類には特に悪影響はありませんが、飼育ケースの孔が非常に小さいもの(1mm以下など)では結露によって目詰まりを起こす事がありますのでご注意下さい。尚、冷房時に内外の温度差が極めて大きい場合等、稀に壁面の結露などが起こる事もあると考えられます。結露水が外に出て設置面を濡らすような被害を防ぐ必要がある場合は適宜ふき取る、水受けパンを設置するなどの処置をお願いします。
安全対策
冷暖房の際、内外に排熱の為のアルミフィン(ヒートシンク)にファンによって風を当てていますが、外部の吸気口にはホコリよけのフィルターがついています。ホコリで目詰まりすると冷暖房の効率が下がりますので、そのような場合はフィルターを掃除して下さい。ファンに異物が挟まったりすると故障の原因になりますので内部にピンなどが入らないようにご注意下さい。また電気製品ですので、コンセント部のトラッキング、ショートなどによる火災などには充分ご注意下さい。
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